麦さんぽ

思ったこと、起こったこと、感じたこと、そんなこと。

折れて治れば元通り、なんてことはあんまり無い。

 久しぶりに筆を執ってみる。最後に書いたのはいつだろうか。一月前か、それよりも短いか、あまり覚えてはいないけれど久しぶりなのは確か。これまでに幾度となく筆を折ってきたし、もう一度筆を握ったとしても折ったところからリスタートすることは無かった。いつも、別の物語を始めようとする。きっと、悪い癖。
 でも今回は続きから始めてみようと思うんだ。あくまでも書きたいことを等身大で書こうってものだから続きから初めても物語のつながりが~とかこの伏線は~とか前に書いたプロットが~とかが無いからね、書きやすい。でもま、折れた筆をテープでぐるぐる巻きにして握るわけだから完全に元通りなんて事はないよ。断言は出来ないけどね。窮屈だと思って事は全部撤廃するし、書きたいことがあればそれを優先して書くし、日記そのものが変わるかもしれない。それでも僕の書く文章が好きだって思ってくれたらいいな。それは少し望みすぎかな。

 しばらく筆を執らなかった理由とか、ここ数日のやる気が無かった理由とか、他の人に言うようなことじゃないから多くは語らないけど、人間関係って大変だよねって話。周りから見たら上手くいってそうなカップルが裏では険悪ムードだったり、一見真面目そうに見える人が一番倫理観が無かったり、それこそ人は見かけによらないってやつ。大変だよ、ほんとに。
 折れて治っても元には戻らない。人間関係もきっとそうなんだよね。良い方にも悪い方にも転がるかもしれない、でも現状そのままは辛い、だから何か行動をして打破しなくちゃ。そうは思っていても行動をしたら何かが変わって今には戻れなくなってしまう。だからこそ踏み出せない。
 友達同士で喧嘩して仲直りすれば元通り、なんて思った人もいるかもしれないけど、友達同士だって変化はあるよ。どっちが悪いにしろ喧嘩した過去は残るわけだし、心のどこかで気にとめているかも、自分はそうでも無くても相手はそう思っているかも、また、相手にそう思わせてしまっているかも。きっと心のどこかでちっぽけな喧嘩も抱えて生きていくんだ
。だから、恋人とか信頼していた相手は尚更元通りにはなれない。
 信頼していた店長さんに相談をしてみたら自分が思っていたような人ではなくて最低な人間だった、自分のことを愛してくれていると思ってた恋人からの愛情が感じ取れない、最初から最後まで良い奴だと思っていた友人の裏切り行為。崩れた関係が元に戻ったとしても不信感や距離感は元には戻らないんだ。被害者はもちろん、加害者もね。
 被害者が辛いのは当然の話だけど加害者も辛いんじゃ無いかな。元の関係に戻りたいって思う人に限った話だけどね。相手にまた嫌な風に思われているんじゃ無いかってびくびく怯えながら生活するんだもん、いくら自業自得と言っても可哀想だよね。きっとお互い、不安な気持ちは拭えない。
 でもだからこそお互い工夫することが出来るし、折れる前より折れた後の方が良い関係になれる、なんてこともあるんじゃ無いかな。あったらいいな。
 一つだったものが離れ離れになったときはただくっつけるんじゃ無くてワンクッション、何か挟んでみるとと味も変わってもっと美味しくなるようなそんな気がしましたよって思いましたってお話です。

 

さて、スモアでも食べますか。